自分の取扱説明書テンプレート
白紙から書き始めると、たいてい「私は真面目です」のような、相手が何もできない文章になります。 先に枠を決めて、問いに答える形で埋めるほうが早く、実用的なものになります。
以下の6項目をそのままコピーして使ってください。全部埋める必要はありません。渡す相手にとって必要な行だけ残すのが、使われる取扱説明書のコツです。
自分のトリセツ テンプレート:コピーして使う穴埋め6項目
下の枠をそのままコピーして、__の部分を埋めてください。文の形になっているので、「私は真面目です」のような相手が使えない文章になりにくいのが利点です。
自分の取扱説明書(______さんへ) 作成日:____
1. 落ち着いて動ける条件
私は、________ という状況だと、無理なく力が出ます。
2. 負荷が上がる場面
________ という場面が続くと、消耗しやすいです。
3. 調子が落ちたときの見え方
調子が落ちると、外からは ________ と見えることがあります。________ というわけではありません。
4. 戻り方
________ があると戻りやすいです。そばにいる方には、________ をしてもらえると助かります。
5. 頼まれ方の希望
何かをお願いされるときは、________ の形だと動きやすいです。
6. 大事にしている判断の軸
迷ったときは、________ を優先して選びます。
自分のトリセツの書き方:6項目それぞれの問いかけ
どう埋めればよいか迷ったら、次の問いかけに答えてみてください。薄い色の文は記入のイメージです。そのまま写さず、自分の場面に置き換えて使います。
落ち着いて動ける条件
どういう状況だと、無理なく力が出ますか。
(例)目的と期限が先に分かっていると動きやすいです。一度に一つずつ進められると安定します。
負荷が上がる場面
どういう状況だと、消耗しますか。人ではなく場面で書きます。
(例)短時間で何度も方針が変わる場面が続くと消耗します。曖昧な期待だけ渡されると止まりやすいです。
調子が落ちたときの見え方
外から見て、どんな変化が出ますか。
(例)返信が遅くなります。口数が減ります。機嫌が悪いわけではありません。
戻り方
どうすると回復しますか。相手にしてほしいことも書きます。
(例)一人で整理する時間があると戻ります。予定を一つ減らせると助かります。
頼まれ方の希望
どう依頼されると動きやすいですか。
(例)背景と優先順位をセットでもらえると助かります。口頭より文字のほうが取りこぼしません。
大事にしている判断の軸
迷ったとき、何を優先して選びますか。
(例)速さより、あとで説明できることを優先します。
自分のトリセツの例:渡す相手別の記入例3つ
以下の3つは、書き方を示すために作った架空の人物の記入例です。実在の利用者の声や、実際に提出された文章ではありません。そのまま写さず、自分の場面に置き換えてください。
職場の上司に渡す例
架空の人物「Aさん」(営業企画職・30代前半)
- 私は、目的と期限が最初に分かっている状況だと、無理なく力が出ます。
- 方針が短い間に何度も変わる場面が続くと、消耗しやすいです。
- 何かをお願いされるときは、背景と優先順位がセットになった文章の形だと動きやすいです。口頭で受けた場合は、確認のために要点をメッセージで返します。
- 迷ったときは、速さよりも、あとで理由を説明できることを優先して選びます。
ポイント:仕事の相手なので、3「見え方」と4「戻り方」は省き、1・2・5・6を残しています。5には、お願いの受け方と、確認の返し方まで書いています。
パートナーに渡す例
架空の人物「Bさん」(30代・在宅勤務)
- 私は、その日の予定が前もって分かっている状況だと、無理なく力が出ます。
- 調子が落ちると、外からは口数が減り、返信が短くなると見えることがあります。怒っているわけではありません。
- ひとりで1時間ほど静かに過ごせると戻りやすいです。そばにいる方には、「どうしたの」と聞き出す前に、いまは話さなくて大丈夫と伝えてもらえると助かります。落ち着いたら自分から話します。
- 何かを相談されるときは、結論を急がず、まず状況だけ聞かせてもらえる形だと動きやすいです。
ポイント:関係のなかで誤解が生まれやすい3と4を中心にしています。「怒っているわけではない」と先に書いておくと、相手は様子を見守る行動を選べます。
家族に渡す例
架空の人物「Cさん」(20代後半・実家を離れて一人暮らし)
- 私は、自分のペースで進めてよいと分かっている状況だと、無理なく力が出ます。
- 進め方を細かく確認される場面が続くと、消耗しやすいです。心配してくれていることは分かっています。
- 調子が落ちると、外からは電話に出る回数が減ると見えることがあります。連絡を避けているわけではありません。
- 連絡は、週に一度、曜日を決めて話せる形だと落ち着いて話せます。そのときは、体調の確認だけでなく、最近の予定や趣味の話も聞いてもらえると嬉しいです。
- 迷ったときは、あとで自分で責任を持てる選択を優先します。相談はしますが、最後は自分で決めたいです。
ポイント:心配してくれていることを先に認めたうえで、距離感の希望を書いています。「やめてほしい」ではなく「こうだと話しやすい」の形にしています。
埋めるときの3つのルール
性格ではなく条件で書く。「几帳面です」ではなく「手順が決まっていると速いです」。条件で書くと、相手はその条件を作るという行動が取れます。
要望で終わらせない。お願いだけが並ぶと、読んだ側は身構えます。「こうしてもらえると、こう返せます」まで書くと交換になります。
短くする。相手ごとに5〜10行が目安です。全項目を一枚にまとめたものは、たいてい読まれません。
相手ごとの削り方
上司に渡すなら「頼まれ方の希望」「負荷が上がる場面」を厚く、家庭の話は落とします。 パートナーに渡すなら「調子が落ちたときの見え方」「戻り方」が中心で、仕事の判断軸は要りません。 同じ元原稿から、相手ごとに引き算して作るのが早いです。
印刷して使う
手書きで埋めたい場合や、1on1・家族との話し合いの場に紙で持っていきたい場合は、上のテンプレートの下にある「印刷する」を押してください。見出しや他の説明は印刷されず、テンプレートの枠の中だけが出ます。PDFで保存したいときは、印刷画面の送信先で「PDFに保存」を選びます。
書き終えたら、渡す相手の名前と日付を上の1行目に書き込んでおくと、あとから見返したときに、いつの誰向けのものか分かります。
よくある質問
- 自分のトリセツのテンプレートは、どの項目から書けばよいですか。
- 「落ち着いて動ける条件」から書くのがおすすめです。うまくいった場面を思い出せばよいので、手が動きやすいためです。「調子が落ちたときの見え方」は思い出しにくいので、後回しで構いません。
- 6項目をすべて埋める必要はありますか。
- ありません。渡す相手にとって必要な項目だけ残してください。上司には仕事の場面に関わる項目、パートナーや家族には調子が落ちたときの見え方と戻り方を中心にする、というように相手ごとに削ります。
- 記入例は実在の人の文章ですか。
- いいえ。このページの記入例3つは、書き方を示すために作った架空の人物の例です。実在の利用者の声や、実際に提出された文章ではありません。
- 印刷して手書きで使えますか。
- 使えます。「印刷する」ボタンを押すと、テンプレート部分だけが印刷されます。ブラウザの印刷機能(Ctrl+P または Command+P)でも同じです。
- このテンプレートは無料ですか。入力した内容は送信されますか。
- 無料で、登録も不要です。このページに入力欄はなく、コピーしたテンプレートを手元のメモや文書で埋める形です。入力した内容がこのページを通じて送られることはありません。
自分では書きにくい部分を埋める
6項目のうち「調子が落ちたときの見え方」と「大事にしている判断の軸」は、自分では書きにくいところです。自覚しているのは目立つ部分だけで、周囲との差が出る部分ほど当たり前だと思って書き漏らします。
Personal Insight Report は60問の回答から、性格・価値観・対人傾向・ストレス反応・仕事/学習スタイルを整理し、相手別(親・友人・教師・上司・パートナー・AI向け)にそのまま渡せる説明文まで作ります。各項目にどの回答が根拠になったかも一緒に表示します。完成版と同じ構成のサンプルを全項目公開しているので、先に中身を確かめられます。
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